2016年3月11日金曜日

香りと食の話 2016.3.11


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- 植物は、再生できる豊かな恵み -

香りと食のつれづれ.
少し長くなります、よろしければお読みください. ....
まずは食の話。
野菜も肉も同じ生き物、という論議がありますが、植物は根を残すと基本的には再生できます。(そうでないものもいます)
人間でいうならば、髪を切ったり爪を切ったり。
乱獲はせず、できる限り循環の邪魔をしないように頂く。

私は鳥獣を頂かないのは、再生できないから。
魚は未だ食べてしまいますが。。
1番大きいのは、自分で捌けないものは食べたくない。
誰かがいやな思いをして捌いたものは食べたくない。そういう理由が大きいです。

ありがたくいただけばそれでいい、そうでしょうか。
批判を恐れずに言うと、命を絶たれた後はどうされてもなぁ。と。
焼肉屋さんの、牛がフォークを持ってニッコリしているイラストを見てガッカリするのは私だけでしょうか.

鳥、獣、魚。
それはそれは、美味しいものです。エネルギーが詰まってる.
お祭りのような突き上げるような味(ニンニクやネギも似た感覚があります)

人によって、必要な食べ物はさまざまで良いと思います。私も昔は肉を食べていました。
ある時、しっかり味わっていると、肉ではなくてそれに付属するソースやスパイスが好きだったんだと気づきました。

ひと呼吸。
すべて、食の感性は、私の個人の想像で、本当のことは解せない。

しかし言えることは、どんな食の人でも、まずは目の前のものを過不足なく、無駄なく頂くこと。
何かをしながらではなく、目の前の食べ物に変わった生き物をしっかりと向き合い、考え、思いながら咀嚼すること。
この体を作っているのは、彼らであり、自分がどうありたいかは、目の前の食べ物に聞けばわかる、自分の鏡。
食べ方を見れば、どんな生き方をしているか分かります。
ぶっきらぼうな人でも、丁寧に食事をしているとハッと嬉しくなります。
.... そして香りのこと。
私が行っている蒸留や、ワークショップは、人間が生きていく上で、植物の精油1滴の大切さやパワフルさを分かり合えたらいいな、と思うことが活動の原動力。

小さな瓶からたっぷり使ってしまいがちな、精油の捉え方が変わると、さまざまなものの捉え方も変わっていきます。
蒸留では特に、抽出後の大量の草花に、皆さん驚かれる。

食も香りも命を紡ぐ幸せなこと。
できる限り丁寧に、思いを込められたものを取り入れることで、世界に好循環が生まれて、気持ちよく暮らせるように、選択する。

orgdemaikyの企画では、時間の早さを少し横に置いて、“生物の本質を捉える”きっかけになれればいいなと思います。

お読みくださりありがとうございます。
植物の恵みを取扱う、1人の人間のお話でした○

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