2014年9月17日水曜日

精油図鑑n°13 カモミールローマン

おひさしぶりの更新です。
朝晩涼しくなってきましたね。
そんな季節に似合う香り、今回はカモミールローマンについて。

カモミールローマンは、植物の瑞々しい蒼さを思わせる深いハーブ調の中に、青リンゴに似たフルーティーな香りを湛えています。特徴的でしっかりとしたその香りは、不安や緊張、怒り、恐怖の感情をほぐして、心を深く落ち着かせてくれる優しい力があります。作用が穏やかで、子供の就寝時や、かんしゃくを起こしたりしている時にも助けになってくれます。 心地よく眠りたいときの精油としてもよく使用されます。

カモミールには、カマズレンという優れた物質が含まれていますが、含有量はカモミール・ローマンのほうが、カモミール・ジャーマンよりも少なくなっています。お子様に対して使用する場合は、より作用が穏やかなカモミール・ローマンのほうが適しています。身体に対する特性から、女性にとって重宝する精油でもあります。


カモミールを弱った植物の近くに植えると、元気を取り戻すと言われ、「植物のお医者さん」とも呼ばれています。60kgの原料から約1kgのエッセンシャルオイル(精油)が得られます。


カモミールという名前は、ギリシャ語で「地面のリンゴ」という意味の言葉に由来しています。ハーブティーとしては、カモミール・ジャーマンのほうが良い味がします。

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