精油図鑑n°06 フランキンセンス
フランキンセンスは、木製の甘い香りの中にも、かすかにレモンに近い染み透るような芳香を含んでいます。古くから祭壇や寺院で薫香としても使われ、雑念を追い払って心を安らかに鎮めたいときに役立ってくれます。
香りを深く吸い込むと、心を深く落ち着けることができます。過去のいやな思い出を断ち切りたい時にも助けになってくれるとされています。
特にネロリとのブレンドは非常に高い相乗効果が得られるといわれています。
サンダルウッドと同じように、年月を経るに従って香りと質が向上する数少ない精油です。
フランキンセンスはアフリカ北東部および紅海沿岸地方が原産の低木です。
中世のフランス語で「本当の香り」「質の高い薫香」という意味で、別名で「オリバナム」「乳香」とも呼ばれています。オリバナムはラテン語で「レバノン産の油」という意味からきています。「乳香」は中国語で、この木の樹皮に傷を入れると染み出す芳香性の乳白色の液に由来しています。この液体が固まって琥珀色の樹脂になったものから、精油が抽出されます。
現在でもインドや中国の寺院や祭壇で使用され、古代エジプト人は、薫香以外にも、女性のフェイシャルパックの原料やミイラの処理の際にフランキンセンスを使用していました。
イエス・キリストが誕生したときに、東方の三博士が黄金、ミルラ(没薬)と共にフランキンセンスを贈り物として捧げたことは有名な話です。当時フランキンセンスは黄金と同等の価値を持つぐらい貴重なものとして取引されていました。
現在ではフランキンセンスのエッセンシャルオイル(精油)は、香水の保留剤として利用されています。
出典 tea treeの森
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