2015年1月19日月曜日

精油図鑑no°16 カルダモン

カルダモンの精油は、乾燥果実から抽出されます。トップ~ミドルで香り、スパイシーな中にも、レモン調の鮮やかな趣を含んださわやかな香りがします。


カルダモンは、周囲に対してそっけなく、近寄り難いと見られがちな人の態度を、温かくほぐす力があると言われています。また、スパイシーな香りは頭脳を刺激して、意識をはっきりと冴えさせてくれます。イランイランやパチュリーと同様に、カルダモンも催淫特性があると言われます。オリエンタル調のセクシーな香りを持つ手作り香水を作りたい場合は、カルダモンを少し配合してみるのもおすすめです。

カルダモンはショウガ科の、多年草の低木で、インドが原産 です。
5mほどの高さに生長し、淡黄色で先端が藤色をした花を咲かせます。
花後には、灰色の長楕円形をした果実をつけ、中に赤褐色の種子を蓄えます。
カルダモンの実はインド料理ではスパイスとして幅広く利用されているため、栽培も非常に盛んで、インドや東南アジアのほか、フランスや南米でも広く生産されて います。
また、インド人は、カルダモンを催淫特性のある植物とみなし、盛んに利用 していました。一方、エジプト人は主に香料や薫香としてカルダモンを取り扱っていました。現在のエジプトでは、カルダモンはコーヒーのように飲用にも利用 されています。
インド料理においては、カルダモンは「スパイスの女王」と呼ばれ、クローブ・バッド、シナモンと並んで、カレーには欠かせないホールスパイスの1つとなっています。
現代のオリエンタルタイプの香水には、カルダモンのエッセンシャルオイルがよく配合されています。




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